研究活動

寝たきり高齢者の生理的欲求を満たす推論法の開発と実証実験

[研究担当] 楊 光
生活支援ロボットで寝たきり障碍者を介護するには、要介護者の要望や意図を正しく理解する高度な知能も必要とされています。現在開発されているロボットは、“テーブル上にある水を持ってきてください”を行うことができるが、“喉が渇いた”といった生理的欲求を満たす介護サービスを推論することはできません。本研究では、距離型ファジィ推論法などの方法を用いて介護知識ベースを構築し、動的で複雑な生活環境にも柔軟に対応できる欲求推論法を開発します。開発する推論法を生活支援ロボットに実装することで、介護者と同等の推論能力の実現を目指しています。